この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第64章 十三夜の月 《壱》
―帰ろう、大好きな人たちのいる場所へ。
 決意にも似た想いがよぎった刹那。
 ふっとすべてのものがかき消えた。
 美咲は狼狽えて周囲を見回す。
 しかし、先刻まで眼前で穏やかな微笑みを湛えていた老尼も自分たちを取り巻いていた光景―古めかしい、小さな庵の一室もかき消すように見えなくなっている。
 柔和な笑みを浮かべていた優しげな尼も小さくて小綺麗な庵もまるで端からそこに存在しなかったかのように忽然と霧のようになくなっていた。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ