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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第64章 十三夜の月 《壱》
 しかし、幾ら呼ばわってみても、人がいないのか、家の内からは返事はない。美咲は諦めて、家の裏手に回ってみた。裏側は小さな畑になっているらしく、男が上半身裸で鍬をふるっていた。まだ若い男だ。片肌脱ぎになった上半身の膚は浅黒く、汗の玉が光っている。
 かつての良人壱之進は剣の達人ではあったが、どちらかといえば線の細い優男の印象が強かった。その壱之進は色白で、今、眼の前で無心に鍬を握る男の筋骨逞しい身体つきは、見慣れた壱之進のものとは全く違う。
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