この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第13章 《巻の参―驟雨―》
「何か―思い出したのか?」
 一緒に歓んでくれるとばかり思ったのに、誠吉の顔が心なしか、強ばっているように見えたのは気のせいだろうか。
「私、この簪を買ったんです」
 そう、自分はこの玉簪を小間物屋の店先で見て、ひとめで気に入って買った。あの店は、確か、それほど大きな店ではなかった。大店ばかりが軒を連ねる中に挟まれるようにして建つ、小体な店だ。
 それでも、大勢の若い娘や、中年の女が群がって、狭い店内は客で一杯だった。
/3368ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ