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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第13章 《巻の参―驟雨―》
 小さな橋のたもとに桜の大木がひっそりと佇み、黒々とした影が川面に落ちて更に濃い闇を作っていた。
 そろそろ葉月も終わりとあって、すだき始めた虫の声が川原の草むらから聞こえてくる。昼間はまだ真夏並みの残暑だが、川面を渡る夜風には初秋の気配を孕んでいる。
 空を仰ぐ。藍を流した辺りに月が光っていた。身体を包む夜気には夜と土と雨の匂いがする。
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