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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第13章 《巻の参―驟雨―》
 品質と価格がほどよく釣り合っている印象だった。そう、あの店は―。
 唐突に、店の名が浮かんだ。
 確か、あの小間物屋は「駿河屋」といった。 うだるような真夏の陽差しが降り注ぐ午後、「駿河屋」と紺地に白で染め抜かれた暖簾がかすかに揺れていた。
 駿河屋は町人町の目抜き通りに居を構えている。ここから、そう遠くない場所、眼と鼻の先にあるはずだ。自分はあの日、確かに駿河屋で桜の玉簪を買い求めた。
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