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蝶は愛されて夢を見る~私の最愛へ~
第13章 《巻の参―驟雨―》
 そして、駿河屋を出てほどなく、向こうから走ってきた荷車にぶつかったのだ。
 私の、私の名前は―。
 眠れぬ幾夜もの間、束の間の眠りの底で聞いたあの声の人は。
「泉水」
 呼び声に、泉水は自分の心が震えたのを自覚した。
 この声を何度も夢の中で聞いた。
 この名でどれほど呼ばれたかったことだろう。そう、私の名は泉水。誠吉が大切にしてきた〝おさよ〟という名前などではなく。
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