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第3章 処女の争奪…

「やっ！ちょっと！」


まさか本当に初めて会った男の前で、圭ちゃんにも幼稚園のプール以来、まともに見られた事がない『秘部』を晒されるとは思いもよらなかった。


更に


「これ、邪魔だな」


陽介がジャケットのポケットから万能ナイフみたいな物を取り出した。


「きゃぁ！なんでそんな物持ってるのよ！」


てか、本当にコイツ法学部なの！？
一歩間違えれば、法に背きそうな事ばかりしてるじゃない！


これで私を脅したら、それこそ『レイプだ』でしょ！


「今の世の中…何が起きるか分からないからなぁ」


その言葉の…
まんまお前のに返すわぁ！！


心の中で叫ぶだけで、下手に言うもんなら何されるか…
あぁ…何とかこの窮地から脱出しないと…。


だけど…


その決意も虚しく散る…


「脚開いてたら脱がし難いから、切った方が早いな」


え…切ると言った？
何を切るの？


ジョキッ！


万能ナイフのハサミで、何が裁断された。