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やさしいキスをして?
第6章 さよなら?


『あれ…鷹野先輩?』
『ああ、倉田さん。』


そこには、すっかり私服に着替えた鷹野先輩の姿。え、みんな出待ちしてるのに…本人は外に居たの?!


『来てくれたんだね、ありがとう。』


先輩は一緒にいた人の輪から抜けて、あたしのもとに寄ってきてくれた。


『嬉しかったよ、
手を振ってくれてたでしょ?』
『えっ…?』


えぇ?!いやまさか!あれだけ居た観客の中で、あたしを見つけてたってことはないでしょ?!


『制服の中に一人だけ私服だったから…よく見えた。』
『あ…//すみません。』


げ。変な意味で目立ってたのか…
もぉ〜あたし、ダサいっ!!



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