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第6章 さよなら？

『おれ…あさひを幼馴染だとは思ってなかったよ？』

『…え？』

『少なくとも、付き合うようになってからは…あさひのこと、彼女としてしか見てこなかったから。』

ど…どういうこと？彼女の前に、ずっと幼馴染だったじゃない。違うの？ゆうひ、こっちを向いてよ。

『ゆう…』

『たかが彼氏でも…おれには特別な関係だったよ。』

そんな…あたしは何て答えたらいいの？あたしが望んだことなのに、何だか思ってたのと違う…

『悪いけど、ただの幼馴染に戻るのは難しいからな。…じゃーお休み、あさひ。』


ゆうひは窓から出て行った。
うそ、本当に？まさかこんな形で別れることになるなんて。まさかあんな…あんなに ゆうひが辛そうな顔をするなんて……

ゆうひ、本気なの？幼馴染に戻れないあたし達は、これからどうなるの……？