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第2章 不意打ち？

ゆうひが顔をあげる。
承諾してくれたんだ？


『分かった、理由を話そう。
おれはあさひが大好きなんだ。』


…はぁあぁ？？！！
こいつ、何言い出した？？


『最近のキスの嵐は…
おれの欲求不満、解消法なわけ。』

『な？何言って…？？』

『高校に入り立ての頃。お前は知らんだろーが、同級生の男の間で、あさひは密かに人気だったんだよ。中学の頃と違って、おれらを知らない奴らの方が多かったから…おれは内心焦った。このままじゃーあさひに言いよる男が出てくる。あさひはおれのだってこと、知らしめなければっ！と。』