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やさしいキスをして?
第10章 番外編
オザキくんはバスケ部。運動が得意で明るい性格の、友達の多い人だった。いつも友達の輪に囲まれている姿はまるで…ゆうひくんみたいな雰囲気で、いいなと思うようになっていった。
付き合って半年ほど経ったある日のこと…
『園山、今日うち来ない?』
『え?』
『そ、その…今日うちの親、帰りが遅くて…ふ、二人きりになれる、から…//』
『………//』
あからさまなお誘い。その意味は理解出来たけど、あまりにも唐突で…どうしていいのか分からなかった。
『ごめんね…今日はちょっと…家の手伝いがあって…』
『…あ、そっそっか!ゴメンな急に!じゃあまた、今度…!』
それから数回、同じような誘いを断ってしまっていた。正直、性急な気がしたし…第一、心の準備なんて全然できていなかったから。

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