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第5章 新たな恋？

『分かったってば、行くって。いつなの？その大会。』

『明後日の日曜よ！じゃあまた連絡するからね〜！』


次の勧誘へ向かうべく、バド部の三人は足早にウチの教室を出て行った。
だけど明後日って、えらく急なお誘いだな…
ん？待てよ。今週の日曜って……


『だめじゃない。ゆうひくんの試合がある日でしょ。』

隣で話を聞いてたマドカに突っ込まれる。

『うん…被ってるね。』

『んもぉ〜安請け合いしちゃって。部活の時にでも断りなよ？さすがに、知らない先輩と幼馴染じゃ、比重が違いすぎるもんね？！』

はぁ〜とため息まじりに話すマドカ。

『う…？うん。』


あたしもゆうひの試合は楽しみだし。日にちが被ってるなら、陸上部の応援は辞退するのに異論はない。…にしても、なんだかマドカは少し不機嫌だ。