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やさしいキスをして?
第17章 おまけ〈あさひ②〉


『あさひ、今朝は変な夢見たんだって?』

『そーそー、なんか未来の夢だった気がする〜』


日曜日、快晴の今日。国道沿いの大きな公園に、私達いつもの四人はお花見に訪れていた。マドカの作ってくれたサンドイッチ両手に、あたしは今朝見た夢を思い出そうとしてみた。


『へー未来?私も出てきた?ねぇねぇ、どんな夢だったの?』

『…うん、忘れちゃった。』

『えぇ〜?』

『だって夢だもん(笑)』


残念ながら、夢の内容はよく憶えていない。この四人が出てきたことは何となく思い出せるんだけどなぁ。


『記憶に残らない夢は、いい夢の傾向があるそうですよ。幸せな夢だったんじゃないですか?』

『うーんそうかなぁ?所々、ゆうひにイライラしたような気がするんだけど…』

『はあ?!なんだよソレ!!』

『…それは、いつものことなんじゃないですか?』

『うん、まぁそうね?(笑)』


三島くんと話して解決。あれはきっと、大した夢じゃなかったんだな。




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