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第17章 おまけ〈あさひ②〉

『…あ、だけどね？』


そういえば、寝起き直前のシーンは思い出せそうかも。


『確か、夢の中のゆうひが言ってた気がする…あたしに「一生のお願いがある」って。』

『へー？何それ何それ？』


マドカに促されるまま記憶を掘り下げると…


『確か「一生、味噌汁」がどうとかって…』
『ゴフッ////！！！わー！！わー！！わあぁあぁあーー！！！』


隣でジュースを飲んでたゆうひが突然むせて、大騒ぎしてきた。ついでにあたしの飲み物も蹴飛ばして撒き散らし、シートの上はビッチョビチョのグッチョグチョ！
四人でギャースカ騒いでいる内に、微かな夢の記憶は彼方へと飛んで行ってしまった。