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Only you……番外編
第3章 昼休みは

「!!!」
僕が突然キスをすると、社長は驚いて目を開いた。僕はこれならいけると思って、もう一度唇に触れる。社長が僕の首に自分の腕を回す。
「寝ないでくださいよ」
僕は社長をゆっくりとソファーに押し倒しながら、言った。途中で寝られたらたまったもんじゃない。
「分からんぞ。透真の頑張りによるな」
くすくすと笑う貴正。その笑いをキスで塞ぐ。
触れるだけじゃ終わらない。舌で唇をなぞると、次第に中へと誘われる。それに従いゆっくりとお互いを絡ませる。
吐息も唾液も絡まり合い、一つになったものが貴正も頬を伝う。
唇を離し目を開けると、貴正の潤んだ目に僕が映っている。
まぶたに口付ける。
そして頬、さらに耳へと舌を這わせる。
「……んっ」
貴正の声に僕は駆り立てられる。でも、焦りは禁物。
左手で貴正のYシャツのボタンを外し、平たい胸へと進ませる。
「んはぁ……」
舌が首筋へと到達し、同時に胸の突起へと触れると、貴正から甘い吐息が漏れる。
「透、真……もう……」
「何?」
いつまでも下の方へ手を伸ばさない僕に、しびれを切らした貴正が言う。
「……キツイ、から」
「どうして欲しいわけ?」
貴正の色っぽい声に、僕は思わず笑みがこぼれる。

