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コスプレ★ラブ
第3章 浴衣えっち
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ピーンポーン
と間抜けな音が聞こえて、その後お袋の声が二階まで響いた。
「まぁぁ、ツキちゃん!とても似合ってるわ~。ヒローー!ヒローー!ツキちゃんが来たわよ~」
うちの両親はツキが大のお気に入りだ。
うちは、俺と兄貴の男兄弟だから、女の子ってのに憧れてんだろう。
それに、ツキは顔つきがまだ幼さが残る童顔。
可愛いもの好きのお袋の好みがツキってわけだ。
俺は、タンタンと階段を降りて玄関をみる。
わっ…。
「あ、ヒロ君!どう?浴衣…着てみたんだけど…。」
薄いピンク色をベースにあちこちに桜が描かれている。
かわいい…
流石に顔が赤くなる。
やばいやばい、
俺はとっさに顔を背けて
「…いいんじゃね? 」
と誤魔化した。
その時お袋がニヤニヤしてたのに、少し苛立った。
くそー。