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第2章 彼の目的

翌日、いつものカフェの手前で

なぜかいったん足が止まってしまった。


昨日の・・ホストの聖夜さん、

ホントにいるんだろうか？それよりも私・・

期待してない？緊張してない？

彼が私を待っていたら・・


現実味を帯びた妄想は、

私の額に汗を光らせ

心臓の脈を倍の激しさにしてしまった。



躊躇いに足を止めていた私だったが、

腕の時計が動きを戻してくれた。

いつもの時間を１分過ぎている。さあ入ろう・・

自動ドアの機械音は

今日も同じ音・・