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「立つ鳥、跡を(以下略)」
第1章 エピローグ:「雨。2010年3月」①
「こういうの好き?」

「〜好き?」これがあいつの口癖のようなものだった。
友人といる時に使っているのを見た事があるし、僕にもよく使っていた。彼女はこれを使う時、決まってニタリと笑みを浮かべる。さも自分はなんでも知ってるぞと言わんばかりに。

その日は突然の昼過ぎから大雨。
玄関に立っていたのは案の定、ずぶ濡れの彼女だった。慌てて風呂を沸かし、タオル取り玄関へ、
ずぶ濡れのワンピースを着た彼女は、何かワンピースの下に隠しているようで、不自然にお腹当たりが膨らんでいた。
「なんで迎えの電話しなかった?今風邪引いたらいかんだろう?」少し強く僕が言うと、
「お風呂入っていい?」
と、彼女はタオルを握ったまま一瞥もせず言う。
こういう時の彼女は本当にむかっとさせる顔をする。
それにまんまと引っ掛かり、少しいらついた僕は
「おい?何怒ってるんだ?だいたい…」
と、強い口調へと変えようとしたその時、
ボスッ
彼女がワンピースから何かを産み落とした。
濡れたバックだった。
あっけに取られた僕を尻目に、それを取り上げスタスタとやっとタオルで身体を拭きながら、風呂場へ向かった。

風呂場ではドライヤーの音が聞こえる。
僕は風邪薬を探していた。
がしかし、彼女のあの後ろ姿はなんなのだろうか、
僕は彼女とほぼ毎日顔を合わせていた、後ろ姿は何度も見てきた。なのに。
ワンピースという服の性質上濡れてまえば、身体のラインがすぐ出てしまうというのもある。
しかし彼女の身体、もとい裸体を僕は何度も見てる。
それなのに…と、押し問答を脳内で繰り返していると
パタパタと彼女の足音であろうものが、不躾に近づいてくる、心の準備が出来ていない。
焦りながら、振り返ると
そこには、制服の姿の彼女が立っていた。
いつも見なれた学生服の姿で。
僕は突然の事に言葉が出なかった。彼女は黙って、ニタリと笑みを浮かべる。さっきの玄関でぶすくれていたやつと同じ人とは思えないほど可愛いらしい。まだ少し濡れた髪と火照った顔がよりそう思わせた。
何も言えない僕を見ながら、彼女はスカートをゆっくりめくった。彼女の肉付きのいいふとももが徐々に徐々に露わになっていく、
そしてもうすぐ(あの部分)という所で彼女は手を止め、
「こういうの、好き?」
と彼女は笑みを浮かべ言った。
僕と彼女の、教師と生徒としての最後のセックスが始まった。
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