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顧みすれば~真の愛~
第8章 鷹取支配人
イヤらしい吐息を耳にかけ
胸を揉み
秘所をグリグリと捏ね回す支配人。

私はただ早く終わってとばかりに
エレベーターの階数を眺めていた。


目的階につくと、支配人は振り向き

「佐々木さん、かぁ」

私のネームプレートを確認し
ニヤリと笑ったあと
何事もなかったように出ていった。


その時はそれで終わったと思っていた。
滅多に顔を会わせることのない支配人。
またエレベーターに乗り合わせることなど
ほとんどないだろう。
事故だと思って諦めよう...



しかし1週間後

いつものようにレストランで接客していると

「佐々木さん、叔父さんから電話が入ってるよ」

と黒服から言われた。

叔父?!
母に兄弟はいない。私が幼い頃に亡くなった父の親戚とはあまり交流はない。

不審に思いながら電話に出た。

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