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第15章 幸福の父子【禁断編】

甘い吐息と、ジュルジュルと愛蜜を舐め啜る音がイヤらしく響き、あたしのカラダが舌の感覚を思い出して熱く火照りだす。

あたしにもシテ欲しい…

喉まで出かかった声を必死で押さえ込む。

なに考えてんだ、あたし！実の親なんだぞ？しかも、いつもバカにしてたクソオヤジなのにッ

思い出せ、あいつがどんなに邪魔でうっとうしい存在かを、今すぐ！
取り返しがつかなくなる前に、早く早く…！