この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
トラワレテ…
第4章 覚醒
真っ暗な闇の中…

どっちが上でどっちが下かもわからない。

堕ちてるのか、浮かんでいるのか…?!

何かを必死に掴もうと伸ばした腕が空を切る…。

(タスケテ……………)





………………ぶ?」

「大丈夫?目、覚めた?!」


頬に添えられた、大きくてあったかい手のぬくもりに安心して、また眠ってしまいそうになった…。

その瞬間
パチっと目が開いた。

「っひっっっっ!!」


目の前には、それこそ夢じゃないかと思うほど綺麗な男の顔…。

訳がわからず、固まってパニックになっていると。


「あー…憶えてない?!」

「キミ、タクシー乗り場で倒れたんだよ。」


「へ…ぇっ?!」
思いのほか素っ頓狂な声が出てしまった…///

「ギリギリ間に合ったから頭とか打ってないと思うけど…。どっか痛いところとか、キモチ悪いとかない?大丈夫?!」

「えっ…?!っはい!大丈夫…?!みたいです…///」

「そ?。よかったぁ〜!」


心底、安心した様子でニッコリと笑う男。

なんて…綺麗な人…。

自分の置かれている状況も忘れ男の顔に見蕩れてい
ると、

「キミ、OLさんかな?明日は仕事?なんか予定入ってるの?」

「っ!いえっ…休みです…。」

突然の質問に何も考える暇もなく、素直に答えてしまう。

「じゃ、もう少し眠りな。まだ顔色悪いよ。」

「えっ?!でも…。」

「いいから!また倒れたら困るでしょ?」

「…っ。…………はい…。」

「ん。イイコ!」

大きな手で頭を撫でられ、顔がカァーっと熱くなる。

「喉乾いたら、そこのお水飲みなね。」


そう言い残して、彼は部屋を出ていった。



/72ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ