この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
トラワレテ…
第7章 氾濫
『隙だらけだな……。クスっ


ユリ…酔うとこうなるんだ……。


そんな顔…俺以外に見せんなよ………///』





「……へっ?……。うふふ………♡ 」




うまく理解できないまま、

突然のキスが嬉しくて、ヘラヘラしてしまう。




「そう言えばさ…

ユリ前にもうすぐ誕生日って言ってたけど…

いつなの?」



「あれ?覚えててくれたんだぁ〜!

んとね〜○日だよぉ〜♬」



「えっ?

○日って………次の木曜日じゃん…!

はやく言えよ……。」



「ぇへへへへ〜♬

ごみんなしゃ〜いっ。うふふ…。」




わざわざ自分から誕生日をアピールするのも…。

と思い、言うタイミングを失ってはいたが、

その内に、自分の誕生日の事など

すっかり忘れてしまっていたユリ。





「なんか欲しいものある…?」




「え〜?いらないよぉ〜♬…うふふ」



「そーゆー訳にはいかないだろ…。」



「んん〜?

ぢゃ……んとね〜

ギュ!してぇ〜♡ ぎゅ〜って…。」




クスリと笑うと、優しく微笑む彼の胸に

抱き寄せられる。



膝の上に横抱きにされ、

逞しい腕に包み込まれる…。





「………こう?」





頭の上から降る、甘い声…。



広い背中に腕を回し、ギュッと抱きつく。





「うん…………。

ホントに何もいらない…よ?…。

ずっと…ずっと…こうしてて……?」





呟く様に答えるユリ。





抱き締められる腕に力がこもる。





『ここはずっとユリだけの場所だよ…。』






馨の優しい匂いが鼻をくすぐる。




頬を寄せ、胸いっぱいに吸い込むと、

甘く拡がる幸福感に

トロリとほどけてゆく…。




「ありがとう………。


すごく嬉しいプレゼントだよぉ…。」




(貴方がいれば、

もうなにもいらない…。)



ねぇ…聴こえる?

刻み続ける鼓動すら、

貴方への愛を叫んでる…。






「………抱いて…?

……たくさん……あいして……?」























/72ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ