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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
「たっくまく、んっ」
俺の名をつむぐその唇に自分のソレをそっと重ねた。啄むように何度、も。
唇で唇を挟み、チュッと音をたてて吸い上げる。そして直ぐにまた、重ねる。
唇だけの、キス。
それが、すげー気持ちイイ。
「ふっ……ぅんっ」
真純ちゃんから抵抗する力が抜けた。腕が首に絡み付いてくる。
「んっ、んっ」
チラリと唇の間に滑り込んできた暖かい、舌。

真純ちゃん?
……すっげ、嬉しい

テンションが上がる。
逃れられないようチュルリと吸い上げ、舌を絡め取る。そこから角度を変え、キスの深度を一気に深めた。
「ふ、ぅん……んっ、んっ」
始めはぎこちなく、でも少しずつ大胆に絡んでくる。

あーチョー可愛い

腕に手を掛け、優しく解く。頭を起こして、真純ちゃんを見下ろした。
ゆっくり真純ちゃんの目蓋が上がる。熱を帯びて潤んだ瞳。じっと見つめ合い
「好き」
「好きです」
どちらからともなく言葉が重なった。
互いにフッと笑い合う。
包み込む様に抱き締めると、真純ちゃんが腕を背中に回してきた。
甘い香りを吸い込んで幸せを噛み締める。
今度はゆっくり味わう様に……深く、肌を重ね合った。


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