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例えば、こんな...
第10章 バカンス
世の中梅雨の真っ最中。
ゴールデンウィークも通常営業だったから、七月に入ってちょっと強引に休みをもらった。羽田から片道二時間半のフライト。目的地はもう真夏。
早朝に連れ出したせいか、隣の真純は静かに寝てる。毛布の下で繋いだ左手が暖かい。
真純の奥の窓から見える空は何処までも青い。遠くに見える入道雲と、眼下には紺碧の太平洋。覗き込む振りをして身体を寄せ、真純にそっと口付けた。
空港からレンタカー店に直行して、配車されたのは深紅のビュート。俺としてはちょっと馬力が足りないが
「可愛い♪」
真純が嬉しそうだから、まぁ良いか。
「空港近くにゆし豆腐の美味しいお店あるから、そこでお昼食べようか?」
「はいっ」
満面の笑みで見上げて来る、可愛い真純。
つばの広い帽子の下で、オフホワイトのレースのボレロを羽織り、淡いピンクをベースにフリル溢れたワンピースが華奢な身体に似合ってる。
今まで靴かブーツしか見たことがないせいか、細い紐が足首に絡んだサンダルが妙に色っぽい。
ほっそいウエストを引き寄せて、真純の背中を車体に押し付ける。頬を赤らめ上目遣いで見上げてくる、その顎を掬ってキスをした。
ゴールデンウィークも通常営業だったから、七月に入ってちょっと強引に休みをもらった。羽田から片道二時間半のフライト。目的地はもう真夏。
早朝に連れ出したせいか、隣の真純は静かに寝てる。毛布の下で繋いだ左手が暖かい。
真純の奥の窓から見える空は何処までも青い。遠くに見える入道雲と、眼下には紺碧の太平洋。覗き込む振りをして身体を寄せ、真純にそっと口付けた。
空港からレンタカー店に直行して、配車されたのは深紅のビュート。俺としてはちょっと馬力が足りないが
「可愛い♪」
真純が嬉しそうだから、まぁ良いか。
「空港近くにゆし豆腐の美味しいお店あるから、そこでお昼食べようか?」
「はいっ」
満面の笑みで見上げて来る、可愛い真純。
つばの広い帽子の下で、オフホワイトのレースのボレロを羽織り、淡いピンクをベースにフリル溢れたワンピースが華奢な身体に似合ってる。
今まで靴かブーツしか見たことがないせいか、細い紐が足首に絡んだサンダルが妙に色っぽい。
ほっそいウエストを引き寄せて、真純の背中を車体に押し付ける。頬を赤らめ上目遣いで見上げてくる、その顎を掬ってキスをした。