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例えば、こんな...
第10章 バカンス
「ぁんっ、やっ……」
真っ赤な顔で頭を小さく左右に振る姿がエロくて、可愛くて……苛めたくて仕方ない。
指先に掬い取った蜜を
「こんなもんじゃないんだけど」
真純に見せつけるようにして舌で舐め取った。
「……っっ」
強い羞恥に声も出せず、真純が下唇を噛みしめる。
「傷が付くから噛んじゃだめ」
そう言って親指で下唇を優しく外し、今しがた舐めた指を間に滑らせた。
「んっ」
上から噛みつく様にキスをして
「ふぁ……はっ、ん」
指と舌とを使って真純の口内を好き勝手に味わって……
「……た、たくま、ひゃ……」
まるで小さい子がイヤイヤとするようにまた首をふった真純。仕方なく指と舌とを抜いて、口端から溢れた唾液を舐め取った。
真っ直ぐに見下ろす愛しい真純。
「欲しい、の?」
改めて同じ質問を繰り返すと、口角を引き締めてじっと俺を見上げてくる。ジワリと瞳を潤ませて、赤みを増す頬。
あーホント、堪んない……
ゆっくりと目を伏せ、ふるふると小刻みに震えてはぁと甘い息を吐く。ギュッと固く閉ざされた目蓋。
「ほ……しぃ、です」
それは小さな、小さな声で。でも真純と俺の呼吸の音しかしない空間に、しっかりと響いた。
真っ赤な顔で頭を小さく左右に振る姿がエロくて、可愛くて……苛めたくて仕方ない。
指先に掬い取った蜜を
「こんなもんじゃないんだけど」
真純に見せつけるようにして舌で舐め取った。
「……っっ」
強い羞恥に声も出せず、真純が下唇を噛みしめる。
「傷が付くから噛んじゃだめ」
そう言って親指で下唇を優しく外し、今しがた舐めた指を間に滑らせた。
「んっ」
上から噛みつく様にキスをして
「ふぁ……はっ、ん」
指と舌とを使って真純の口内を好き勝手に味わって……
「……た、たくま、ひゃ……」
まるで小さい子がイヤイヤとするようにまた首をふった真純。仕方なく指と舌とを抜いて、口端から溢れた唾液を舐め取った。
真っ直ぐに見下ろす愛しい真純。
「欲しい、の?」
改めて同じ質問を繰り返すと、口角を引き締めてじっと俺を見上げてくる。ジワリと瞳を潤ませて、赤みを増す頬。
あーホント、堪んない……
ゆっくりと目を伏せ、ふるふると小刻みに震えてはぁと甘い息を吐く。ギュッと固く閉ざされた目蓋。
「ほ……しぃ、です」
それは小さな、小さな声で。でも真純と俺の呼吸の音しかしない空間に、しっかりと響いた。