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例えば、こんな...
第12章 女子高生と先生と #2
振り返る彼女の嬉しそうな笑顔を思い出して、モヤモヤが増していく。

……どうして女の子が笑顔だった事にモヤモヤするの?
遊びに来てたとしても、良いじゃない。
理科教員室だし、斎藤先生じゃないかもしれない、で、しょう?


……って、どうして斎藤先生の名前が真っ先に浮かんだの?

…………

全身が心臓になったみたい。ドキドキする音がうるさい位に鼓膜に響く。
顔が、熱い。

あの子と斎藤先生と、二人であそこで何を話してるの?

そう思うと今度は胸が締め付けられる。
斎藤先生がいるかどうかも分からない。
女の子が遊びに来てるとは限らない。
ハッキリしてるのはあそこは理科教員室か化学準備室のどちらかと言う事と女子生徒がいると言う事だけ。
なのに……勝手に想像して、苦しくなる。


どうして?

何でこんなに苦しいの?


考えても答えは出ない。
気持ちを切り換えようと机に向き直る。開いていたのは古文の教科書。流れるような言葉を目で追っても、全く情景が浮かばない。平仮名の羅列。
心を占めるのはさっきの女の子の嬉しそうな笑顔。

あの子、可愛いかった……

思い出して、ツキンと痛んだ。

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