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例えば、こんな...
第12章 女子高生と先生と #2
分かっていても気持ちは落ちる。
「ガキ臭いってひどーい!」
初めに見た女の子が間髪入れずズイッと詰め寄ったのを片手で押さえ、斎藤先生が私を手招いた。
「おいで、河合」
向けられた柔らかな笑みにドキッとする。落ちていた気持ちはふわりと浮いて、吸い寄せられるように足が出ていた。
「『おいで』だってー!キャーヤーラシー」
「イヤー!」
女の子達が笑いながら騒ぎ立てる。その高い声に一気に恥ずかしくなって顔を伏せた。斎藤先生が私の背を押し、庇う様に中に通してくれる。
「あーうるせーな。用は済んだろ?お前らはもう帰れ」
めんどくさそうな口調に申し訳なくなってきた。
「センセー明日休校っすか?」
「マジでー!?」
「ヤダー♪」
「アタシ、センセー信じてるからぁ」
「いい加減にしろ。河合に失礼だろうが」
好き勝手に囃し立てていた生徒達が今度は一斉に斎藤先生を責め始める。
「えー、カワイさんに失礼なのはセンセーでしょう?」
「こんなに可愛いのに、ガキくさいとかー」
「……だな。河合はお前らと違って可愛いよ。充分気を付けるから心配無用。はい、解散」
最後はぞんざいな口調で、斎藤先生はそれ以上の会話を打ち切る様に扉を閉めた。
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