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第3章 学祭

学祭の季節になった
あれから1年が経過したのか　あゆみは思った

「1年前は人前で脱ぐなんて思いもしない女の子だったのに」
あゆみはすねたようにさゆりに言った

「高校時代に脱いでたじゃない」
あきれたようにさゆりがいった　
「　わたしは脱がされる運命なのかな」
あゆみは諦観したように言った。

「最近はエロモデルよね」さゆりはからかった

佳奈がやってきた。話を聞くと

「あゆみはモデルとして成長したわ」佳奈は取りなした

学祭の準備は進んでいた　

グループごとに展示室が有り佳奈達のグループは殆どがあゆみのヌード画だ。

あゆみはそれを一つ一つ丹念に見回した。

「ちょっと恥ずかしいけどいい絵ばかりだわ」

改めてこのグループに入ってよかった　とあゆみは思った

羞恥心に耐えて頑張ったしよくやったわ。皆私の絵を見てどう思うかしら

「ねえあゆみ　当日なんだけどあなたを紹介したいの」

佳奈が言った。いいけどどうすればいいの

あゆみは聞いたが佳奈は微笑するだけで何も答えようとしなかった。