パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 　重なる

揺さぶられ。
擦られて。
身体が……そこが、熱くて。
必死で翔悟くんにしがみつくようにした。

じわじわと感じる気持ちよさと、少しの苦しさ。

彼が与えてくれる口づけに夢中になりながらも、時折呼んだ、その名前。

呼ぶたびに、胸がきゅうっとした。

次第に早くなる彼の動き。
揺さぶられるまま、ただ、必死にそれについていく。


もう少し、と。
彼の唇から発せられる言葉、そして荒い息。
私の唇からも、突かれる刺激に勝手に声が漏れてしまって。


熱い。
擦られる入り口が。
熱を持ったふくらみが動く、私のなかが。


ベッドの軋む音が、大きくなる。
翔悟くんの動きと重なって。



――――そうして、彼が突然止めた動き。

　

荒い息をさせながら、私に覆い被さってきて。
すごく気持ちよかった……そう、囁いてくれて。


……嬉しかった。


そう、私は、本当に嬉しくて。
私の身体でそんな気持ちになってもらえたことが、幸せで。
満ち足りた気分で、彼をぎゅっと抱き締め返した。


やがて大きく息を吐いた彼は、起きあがって。


「……抜くね」


そう言って、またゆっくりと身体を引いた。

ずるっ……とした感覚に、ぴくんと身体が少し反応して。

なくなった圧迫感。
けれどもまだ、何か挟まっているようなその感じが不思議だった。


ちら……と。
息を整えながら翔悟くんを盗み見る。
彼は避妊具を外しているところで。
見えたその……ものに、どくんと胸が波打った。


……あんな大きいの、はいってたんだ。


あれを、受け入れた私の身体。
今更ながらどきどきする。
じんじんとするのは、痛み？　それとも――――。