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第27章 　＊おまけ＊葉月と琴音＊

舐めたい――――。


その衝動のまま、舌先を先端にぺろりと這わせた。


溜め息を吐くような、葉月くんのその気配。


そのまま、ぺろぺろと。
両手で根本を支えながら、ひたすら。

段差のところ。
顔を横にして、つつ……と舌先でなぞった。
根本から、上に向けて。同じように舐め上げる。


「ああ……」


私の髪を触り、指先で遊ぶ葉月くん。

先端をぺろぺろしながら、彼を見上げる。
満足そうに微笑んで私を見ている彼のその表情に、きゅんとする。


だから、舐めるのは好き。


葉月くんの、すごく気持ちよさそうな顔。
それを、耳と、目と。舌に直接感じられて嬉しくなる。
もっと、もっと。
私の口で、手で、いっぱい気持ちよくなってほしいって思う。


「んく……」


目を逸らし、口を開いてぱくりと咥えた。
いれられるところまで、いれて。
また、引き抜く。

じゅっ、と。
卑猥な音がした。

そしてその音は、どんどん激しくなる。


「んっ、っく、っ……んぅ」


裏側にあてた舌。
そのままで、顔を前後にひたすら動かす。