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知らなくってもいい性
第10章 絶望的
「あ~女の穴とか久々だけど、なんかみんなで犯ってるって感覚いいね♪」

「ほらっ、ぼーとしてないで、ちゃんと舌使わないと。終わらないよ。」

何も考えたくないのに、苦しさから逃れるためにとりあえず適当に舌を動かす。

すると、

ググッ

マッチョは私の頭を根元まで一気に押さえつけた。
喉の奥、むしろそのまま飲み込んでしまうんじゃないかと思う勢いで、口の中をぺニスが流れる。

気道が確保できない。
苦しさにパニックになり、鼻に頼る。

が、

「!?っんんん」

鼻をつままれた。

息が全くできなくて、苦しい。
パニックになり、苦しさのあまり目を見開き身体中をバタつかせる。

殺される...。
頭がくらっとしたとき、ふいにズルリと口と鼻が開放された。

「ゲホッゲホッ...オェッ」

喉が開放されて、さっきまでの苦しさをなんとかしたくて、むせかえる。

「シマさん今のいいね♪ちょっとこっちが締まったよ。
さっきまで、あんまり抑揚なかったのに、生き返った感じ(笑)」

「ハァハァッ」

下では相変わらずシューヤが好き勝手に動いている。
が、とにかく自分の今の状態なんて気にならないほど息をする。

「真面目にやらないから。
あんた主婦なんだろ?フェラぐらいやったことあるだろ。
ほら、旦那にやってるみたいに丁寧にやりな。」

マッチョの口調はそんなに強くないのに表情には凄みがあった。

次、真面目にやらなかったら殺す。

そんな脅しすら覚える。

マッチョはまた私の前にそれを差し出す。
さっきさんざん苦しめられたそれは二度と口にしたくない。
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