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第10章 絶望的

こいつを楽しませるより、死んだ方がいいんじゃないだろうか。

「ああぁぁっ！！」

思い切り髪を捕まれ顔を引っ張り挙げられた。

「そんなに元気に声出せるのに、自分で動けないの？」

あぁ、私に選択肢はないんだ。

目の前に出されたものにチュッと口づけをする。
夫にするように．．．
それがさも、いとおしいものかのように口に含む。

「そうそう大事に扱え。」

髪が離され、頭が下に落ちて思わず口がぺニスから離れてしまったけれど、お叱りもなく、マッチョはまた口に押し込んできた。

まるで、下の穴を使っているかのごとく、ゆっくり出し入れを繰り返すので、私もさも自分の口が下の口になったかのように、口の空気を抜いて、締め付ける。
抜き差しに合わせて舌をぺニスに這わせる。

「そうそう。いいんじゃない。」

上が緩やかな動きになり、落ち着くと段々と下からの感覚が混み上がってきた。

フィニッシュが近いのか、シューヤが腰の動きを早めている。

ダメ．．．気持ちがいい．．．
もっと責めて欲しい．．．

「あああぁぁっ！！」

下の穴に思い切りグッと挿入された気持ち良さに思わず、ぺニスを離して、声を漏らしてしまった。

「駄目だろ。ちゃんとこっちにも集中しろ。」

凄みのある低い声が聴こえて、もう一度ぺニスをくわえる。

下に集中したい．．．。
気持ち良くなりたい．．．。

でも、上に集中しないと殺される．．．。

「あぁ．．．イキそう！！」

シューヤが果てたらしかった。

結局、また私はイクことができなかった。

物足りない．．．。

「うわっ、すごいひくついてる。
そんなにエッチ好きなの？ひくつきすぎて、精液出てこないじゃん！！」

下で笑い声が聞こえる。
中で出されたりして、早く洗い流したい。
ひくついてるあそこをなんとかしたい。
でも、今はとにかく。口の中の物をなんとかしないといけない。

「あぁそうそう、舌を絡ませて、思い切り吸い上げて。」

マッチョの指示の通りにひたすら動く。
早く開放されたい。