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知らなくってもいい性
第2章 要するに誘拐か
キョロキョロとあたりを確認する私に今や誘拐犯となった元浮気相手は言う。

「しばらくはここで暮らして。俺、大事にするから。」

何を考えているのだろう?

「買い物した食材は?」

「冷蔵庫の中。」

「車は?」

「どっか人気のないとこに隠しといた。」

「...」

「...なんか突然でいろんなことにびっくりしちゃって。
君に何をどう突っこんで聞けばいいのか分かんない。
...とにかく君とは縁を切ったから。戻ろうとかそんな気は全くないの。家に帰して。」

「ねぇ、それ本当?俺への気持ち全くないの?
じゃあどうして、車の中で俺が見つめた時、マキさん黙ってたの?」

...気持ちが全くないというのは嘘になるかもしれない。
夫と喧嘩する度に思い出していた。

とくに最近はよく思い出すことが多かった。

今だって、
気持ちを見透かされて何も言えない。

「まぁ、どっちでもいいんだけどさ。マキさんがどう思っていようとも俺は好きだから。」

もうさっきの不気味な瞳はなく、クスッと笑ってまた私を真っ直ぐに見つめる。

そして...私を抱きしめた。

懐かしいその抱擁に顔が熱くなる。
ドキドキする。久々の感覚だった。
悟られないようにするにはどうしたらいいだろう?
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