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オオカミ君のホンネ
第21章 義弟
ちょ…ちょっとまて……

「おい…夏亜………お前、何して…」
俺が居るにも関わらず、二人の男は一人を犯し続ける。

「あッッ…んッんッんッ!はあん…ッふ…ッんぁ…」

「あっ…は!急に…キッ…ツいわ!まさかコイツ、見られて興奮してんじゃね?」

立っていた一人が、自分のモノを犯されている男の髪を掴んで無理やり口に突っ込んだ。

嫌だ…

気持ち悪い……

「…ははっ♪どうしたの義兄さん?こつち来なよ。気持ち良くなれるよ?」

夏亜の言葉に恐怖さえ覚えた。少しずつ後ずさりするとそれに伴って夏亜も近づいてくる。そのとき、廊下から足音が聞こえてきた。

「…母さん!?」

ギイィ

ドアが開いた瞬間愕然とした。

目の前には一人の男。その後ろにも二人居る。犯されている男と夏亜を引いても6人。後ろの夏亜を見ると待ってましたと言わんばかりの笑顔。すると俺の髪を手に取りながら,

「母さんじゃなくて残念でーしたー(笑)
でも、これから気持ち良くなれるよ…」

と目の前の男が俺の耳元で囁いた。耳から伝わる熱がやけにリアルで胸焼けがする。

「…ざ、ざけんな!」

伸びてくる手を払って男を押しのけた。その勢いを利用して部屋の外に飛び出した、つもりだった。
押しのけたはずの男は向きを変えて俺を床に押し倒した。

「うあぁッ!!…い…ッた…ぐぅ…」

腰を強打して足が思うように動かない。

「コイツ…可愛い顔してんじゃん…」

そう呟いた後、男はムリヤリ唇を塞いできた。

「んッ!!やめ…ッろ……ふッ…ん」
 
息継ぎをしようと開き掛けた唇の隙間から男の舌が侵入してくる。弄るように口の中をかき混ぜられて力が少しずつ抜けていく。
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