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オオカミ君のホンネ
第9章 虚無
穣side 

「嘘だろ…」
染詠と幸也が手をつないで歩きながら笑っている。

染詠だけは……染詠だけは俺を……
俺のことだけを…
「俺だけのことを見てくれると思ったのに……ッ」

ガンッ

「…クソッ」

近くにあった机を思い切り殴りつけると痛みが穣の手にゆっくりと伝わった。

亮「あれあれ?もしかして不服~?」

後ろから声が聞こえた。
「あ、これはこれは……亮先輩じゃないですか…」
ワザとお利口ぶってみる。

亮「……恐いね…長年一緒に居ると、それまでの愛は歪むものなんだねぇ……」

穣「あんただって人のこと言えないでしょ?振られたとたんに無理やり元カノ犯したクセしッ」
バンッ
いきなり机の上に押し倒された
亮「生意気な口叩くね……なんで知ってんの?………ま、いいや、それよりさ…」

髪を引っ張られて引きちぎれそうだ

亮「いい話があるんだ。あの二人の中引き裂こうよ?
俺さ、あんまり上手くいってる奴見ると壊したくなるんだよね(笑)……お前……だって気に入らないだろ?」

なにいってんだよ…俺は……

俺は………染詠の幸せが一番だ

でも……それでいいのか?

……そんなことしたら染詠は俺から離れていくに違いない。

俺は染詠と離れたくない

ずっと側に居たい


染詠…………………………




俺はどうすればいい……?





染詠が欲しい……………………………………
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