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しずくちゃん
第3章 友達
カシャン

ブランコから急に立ち上がる彼はブランコに座るあたしに抱きしめた。


『俺・・・悲しい思いさせないから・・・』

「力也君・・・」

強く抱きしめられた時、彼の香りがした。

こんなに意識して人の香りを気にしたこと初めてでドキドキした。


『俺じゃダメかな?』

あたしの答えは


「力也君じゃなきゃいや」

それを聞いて彼はまたハニかんで、あたしの唇にキスをした。
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