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第3章 退学

高校では、ノリが校長室に来ていた

「校長に見せたいものがあんだよね。」

「なんだね…君は」

「いいから…これ見て」

携帯を出し動画を見せた

校長の顔が明らかに変わってきた…


「校長…これ、夢とあの指導部の先生っすよ!!俺たまたまあの教室いたんすよ…夢が手を出したって聞いたけど…これ、先生の方が先に出してますよね?」

「…………」


「おそらく夢は何も言わなかったはず…そっち側が全て夢に責任を負わせた……汚ねぇよな、お前らセンコー…邪魔な奴を追い出す理由があればすぐ退学…センコーを調べようともしねぇんだからな…最低だよな、俺、教育委員会にこれ見せるつもりだから!!ぢゃ!!」

「君。待ちなさい!!」

「なんだよ」

「相川くんの退学は取り消そう!!教育委員会には……頼む……」

「やっぱり、そうだよな…教育委員会が怖いのか……ハハハ、そんなにその椅子が大切かよ!!馬鹿らし…」

ノリが校長室を出た






夕方校長と指導部の教師が夢の自宅を訪れた


「この度は申し訳ございませんでした…」

話を聞いた父親は


「夢は、出ていきました…夢に直接謝ってください…学校は…何のためにあるんですか?あの時聞いたはずです。夢に話を聞いたかって…学校は、全て夢になすりつけたわけですよね。」

「申し訳ございませんでした…」

「帰ってください。もう話すことはない…」


学校側は退学を取り消したが、夢は…二度と学校に戻ることはなかった
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