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第15章 合格。医者の道

国家試験は雨だった

試験会場に入り…自分の席に座り…落ち着き…

ミナミの写真をポケットから出し祈った


時が流れた











一年が立ち…二年…三年……



夢は26になっていた




「先生!!今日当番医ですか?」

「はい、忙しくならないといいですね。」

「先生なら大丈夫ですよ!!オールマイティーにできる先生ですから!!」

「あくまでも私は心療内科なんだけどね。」



白衣の夢は医者として、立派に生きていた…



「先生!!急患です!!お願いします」


「はい!!」


火傷の男児が運ばれてきた


意識もない…


「危険な状態だな…残ってる先生集めて!!あと、外科の山田先生に電話…麻酔科に連絡!!」

「はい!!」


三時間の手術の末男児は助かった。


母親の不注意だったらしい…


「何とか、命は助かりました…ただ…少し跡は残る可能性があります。」

「はい。」

そっけない母親だった…よく見ると…あの女…ミナミ………だ


あの時とは…全く別人のようだった

しばらく入院になる

「あの、個室にしてもらっていい…ですか


対応した看護士が、手続きをした。



日が立ち、様子を見に行く夢…男児の部屋から怒声が聞こえる

女が男児を叩いている



ガラガラ


「何してるんだ!!やめろ!!」


女の顔は…恐ろしかった

すぐに男児の父親が呼ばれた


「子供のことは、母親に任せてるんで…忙しいんです…呼び出さないで欲しいんすけど…」


茶髪にピアスの旦那…


「虐待だろ…」

夢がつぶやいた


「見ればわかるよ…」

「君!!何を言うんだ!!言葉に気をつけなさい。」

担当医に言われる

母親は下をむいたまま黙ったままだ

「お前…なんなん?口出すんじゃねぇぞこらっ!!」

旦那が席を立ち夢に向かってくる

女は震えている


「俺は、心療内科医だ…だいたいのことは、見たらわかる…」

「とにかく…二度と呼ばないでくれ」

旦那が帰った

「奥さん!!一度心療内科に来てください」

夢が言い残し部屋を出た
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