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夢
第15章 合格。医者の道
病院は、いろいろな患者がいる…
心療内科もいろいろな人で溢れていた
入院患者は、だいたい把握している夢…
夢をお兄ちゃんと呼ぶ患者
旦那だと勘違いする患者
恋人のように慕う患者。
夢は慎重に治療している
うつ病の勉強を中心にしている。
学会も必ず参加していた。
「相川くん!今度の学会、一緒にどうだい?」
院長が声をかけてきた
「ありがとうございます、私は心療内科なので、今回の学会は…」
「婦人科もそれなりに勉強のしがいがあるぞ!!」
「はい、わかりますが、今忙しい日が続いていまして。」
「残念だな、なら今度食事でも行こう、君の活躍は聞いてる。一度ゆっくり話ししながらどうかな?」
「はい、ぜひ」
「折って、連絡する」
院長が診察室を出て行った
「ふぅ…」
「どうしたんですか?相川先生」
看護士の山下だ
「何か堅苦しいのは苦手で…」
「私もです。」
「さて午後の診察の時間だな、患者入れて」
「はい」
一番目に入ってきたのはミナミ…だった
「お座りください。気分はどうですか?ミナミさん」
「あの…私を知ってるんですか?」
「はい、いつか、ミナミのマンションで…一度会ってます。」
夢の顔を見て女は思い出していた
「あ…りょうちゃんのとこにいた子ね。へぇ、お医者さんになってたなんてすごい。」
「血圧も異常なしですね…ミナミさん…一つお聞きします…腕や足…首のアザは、どうしたんですか?」
「ぶつけて…しまって」
「ミナミさん…虐待は犯罪です。あなただけが苦しいだけです。楽に話してみてください」
「先生……私……やっぱり…帰ります」
診察室を出て行く
「先生…どうします…?」
「次はご主人とくるようにと伝えて。」
しかし、診察日に来ることはなかった
男児の見舞いにも来ない…
心療内科もいろいろな人で溢れていた
入院患者は、だいたい把握している夢…
夢をお兄ちゃんと呼ぶ患者
旦那だと勘違いする患者
恋人のように慕う患者。
夢は慎重に治療している
うつ病の勉強を中心にしている。
学会も必ず参加していた。
「相川くん!今度の学会、一緒にどうだい?」
院長が声をかけてきた
「ありがとうございます、私は心療内科なので、今回の学会は…」
「婦人科もそれなりに勉強のしがいがあるぞ!!」
「はい、わかりますが、今忙しい日が続いていまして。」
「残念だな、なら今度食事でも行こう、君の活躍は聞いてる。一度ゆっくり話ししながらどうかな?」
「はい、ぜひ」
「折って、連絡する」
院長が診察室を出て行った
「ふぅ…」
「どうしたんですか?相川先生」
看護士の山下だ
「何か堅苦しいのは苦手で…」
「私もです。」
「さて午後の診察の時間だな、患者入れて」
「はい」
一番目に入ってきたのはミナミ…だった
「お座りください。気分はどうですか?ミナミさん」
「あの…私を知ってるんですか?」
「はい、いつか、ミナミのマンションで…一度会ってます。」
夢の顔を見て女は思い出していた
「あ…りょうちゃんのとこにいた子ね。へぇ、お医者さんになってたなんてすごい。」
「血圧も異常なしですね…ミナミさん…一つお聞きします…腕や足…首のアザは、どうしたんですか?」
「ぶつけて…しまって」
「ミナミさん…虐待は犯罪です。あなただけが苦しいだけです。楽に話してみてください」
「先生……私……やっぱり…帰ります」
診察室を出て行く
「先生…どうします…?」
「次はご主人とくるようにと伝えて。」
しかし、診察日に来ることはなかった
男児の見舞いにも来ない…