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王子と専属メイドの戯れ
第1章 登校
「里音、爪が伸びてきたから登校中の車で削ってくれない?」
「はいっ光騎さま!お任せください!」
わたし、水無月 里音はメイドです。
といっても、東大寺財閥の御曹司、光騎さまの専属メイドです。
両親が他界して身寄りのないわたしを、兼ねてからビジネスパートナーであった光騎さまのお父様がメイドとして雇って下さったのです。
本当は学校を辞めてお屋敷で働きそのご恩に報いろうと思っていたのですが、東大寺家のご好意で学校にも通わせて頂けています。
働く必要もないとおっしゃって頂きましたが、ただお世話になるだけなのは申し訳ないと、戸惑うわたしに気遣ってくれたのが光騎さまでした。
「じゃあ、俺の専属メイドになってよ?一緒に学校もいくこと」
一つしか歳の違わない光騎さまに仕えるのは、最初は戸惑いました。
でも、1年の年月を経て、光騎さまと過ごしていくことで、メイド業はわたしに欠かせないものとなりました。
優しくて素敵な光騎さまの生活を支えられるなんて、なんて幸せなんだろう。
わたしは光騎さんの専属メイドとして新たな年も頑張りますっ!
「はいっ光騎さま!お任せください!」
わたし、水無月 里音はメイドです。
といっても、東大寺財閥の御曹司、光騎さまの専属メイドです。
両親が他界して身寄りのないわたしを、兼ねてからビジネスパートナーであった光騎さまのお父様がメイドとして雇って下さったのです。
本当は学校を辞めてお屋敷で働きそのご恩に報いろうと思っていたのですが、東大寺家のご好意で学校にも通わせて頂けています。
働く必要もないとおっしゃって頂きましたが、ただお世話になるだけなのは申し訳ないと、戸惑うわたしに気遣ってくれたのが光騎さまでした。
「じゃあ、俺の専属メイドになってよ?一緒に学校もいくこと」
一つしか歳の違わない光騎さまに仕えるのは、最初は戸惑いました。
でも、1年の年月を経て、光騎さまと過ごしていくことで、メイド業はわたしに欠かせないものとなりました。
優しくて素敵な光騎さまの生活を支えられるなんて、なんて幸せなんだろう。
わたしは光騎さんの専属メイドとして新たな年も頑張りますっ!