この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王子と専属メイドの戯れ
第2章 携帯
「ふぅ…」
朝は毎日教室に入るまでが大変です。
わたしは自分の机に座り一息つきました。
光騎さまが送迎車から降りるなり、すぐにファンクラブの方々からのプレゼントが後をたたないからです。
その時は運転手さんがプレゼントを全て回収し、車に乗せていくのですが、わたしは後ろで待機する他ないのです。
もっと光騎さまのお役に立ちたいのにな…
収集がつかないのを見越して、光騎さまはいつもわたしを先に教室に行かせます。
本当はわたしが光騎さまを教室までお見送りしたいけれど、光騎さまの言いつけには背けません。
ファンクラブの方々はわたしを敵視している方もいるらしく(それも光騎さまが庇ってくださってるけど…)、光騎さまに気苦労をかけさせてしまっています。
でも、そんな風に光騎さまに心配されるのが、嬉しいと思うわたしもいます。
わたしは本当に不束者です。
それに…
さっきの車内でのゲーム…
思い出すだけで、胸が熱くなってきてしまいます…。
朝は毎日教室に入るまでが大変です。
わたしは自分の机に座り一息つきました。
光騎さまが送迎車から降りるなり、すぐにファンクラブの方々からのプレゼントが後をたたないからです。
その時は運転手さんがプレゼントを全て回収し、車に乗せていくのですが、わたしは後ろで待機する他ないのです。
もっと光騎さまのお役に立ちたいのにな…
収集がつかないのを見越して、光騎さまはいつもわたしを先に教室に行かせます。
本当はわたしが光騎さまを教室までお見送りしたいけれど、光騎さまの言いつけには背けません。
ファンクラブの方々はわたしを敵視している方もいるらしく(それも光騎さまが庇ってくださってるけど…)、光騎さまに気苦労をかけさせてしまっています。
でも、そんな風に光騎さまに心配されるのが、嬉しいと思うわたしもいます。
わたしは本当に不束者です。
それに…
さっきの車内でのゲーム…
思い出すだけで、胸が熱くなってきてしまいます…。