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王子と専属メイドの戯れ
第3章 昼休み
「し…失礼します…」



光騎さまに運ぶには、わたしが光騎さまより上にいなくては、うまく運べません。




正座から立ち膝になり、光騎さまを今度はわたしが見下ろします。



光騎さまの広い肩をお借りして、そこに両手を置かせてもらいました。



光騎さまは下から上目遣いでわたしを見つめます。



光騎さま…っ
そんな微笑みはわたしには刺激が強すぎます…!!



クラクラする頭をなんとか保ちながら、わたしは意を決します。




「い、いきますね」



「うん。里音、はやく」



光騎さまは口を半開きにし、わたしを待ってくれています。









わたしは最高潮の緊張に負けないよう、目を細めて光騎さまの唇に自分のそれを触れさせました。






ムニ…




唇が触れます。



あっ…柔らかい…



あったかい…


でも………


されるより…するのって難しいです……




なかなか舌を出すことが出来ません。




は、はやくやらなきゃ…っ






光騎さまのために!!
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