この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王子と専属メイドの戯れ
第3章 昼休み

「ん、美味しい」
頭の上のほうから声が聞こえます。
光騎さまは苺ジャム付きスコーンを望み通り召し上がれたのでしょう。
「ね、里音…?」
み、光騎さまが呼んでる…応えなきゃ…
「あ、は…はい?」
でも、顔が上げれないっ!!
「次は、林檎ジャム」
そう言って、テーブルの上にあるスコーンをまた一欠片ちぎります。
口に含むとわたしの俯いた顔の耳元に唇をよせます。
「里音が俺にジャムを運んでよ」
「…つぁ…」
囁き声に耳がくすぐったいです。
なんだかまた頭がポーッとしてきます。
あ……はやくっ…応えなきゃ……
「…か、かしこまりましたっ」
ジャムに視線をやり、林檎ジャムをスプーンですくいます。
すくったスプーンを持ち、光騎さまに視線をやりました。
光騎さまは口角を上げて微笑し、わたしを見下ろしています。
ああ…
わたしはこの目に逆らえない……
従うことが幸せなんです…っ
わたしはジャムを口に含みました。
頭の上のほうから声が聞こえます。
光騎さまは苺ジャム付きスコーンを望み通り召し上がれたのでしょう。
「ね、里音…?」
み、光騎さまが呼んでる…応えなきゃ…
「あ、は…はい?」
でも、顔が上げれないっ!!
「次は、林檎ジャム」
そう言って、テーブルの上にあるスコーンをまた一欠片ちぎります。
口に含むとわたしの俯いた顔の耳元に唇をよせます。
「里音が俺にジャムを運んでよ」
「…つぁ…」
囁き声に耳がくすぐったいです。
なんだかまた頭がポーッとしてきます。
あ……はやくっ…応えなきゃ……
「…か、かしこまりましたっ」
ジャムに視線をやり、林檎ジャムをスプーンですくいます。
すくったスプーンを持ち、光騎さまに視線をやりました。
光騎さまは口角を上げて微笑し、わたしを見下ろしています。
ああ…
わたしはこの目に逆らえない……
従うことが幸せなんです…っ
わたしはジャムを口に含みました。

