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王子と専属メイドの戯れ
第4章 クラス
次のクラスは英語です。
教科書を出し準備をします。
「先生、俺教科書忘れました」
西園寺さんが慌てるそぶりもなく、当たり前のように一言そうおっしゃいました。
先生はそれを聞くと顔をしかめましたが、西園寺さんの飄々とした態度に何か威圧感を感じたのか、何も言いませんでした。
「そうですか……では、誰かに見せてもらいなさい。…水無月。席をずれて見せてあげてください」
えっ……わたし…
しかも、わたしが席をずれて見せてあげるって…
西園寺さんはわたしの席の、隣の隣でした。
「は、はい…」
…仕方ありませんね。西園寺家の御曹司ですから。
わたしはただのメイドですし…
それはいいとしても、気まずいなぁ…
わたしは隣の席にずれて、机を西園寺さんの机にくっつけます。
「で、では、どうぞ」
机と机の間に教科書を置きました。
間近でみる西園寺さんは遠目でみるよりもすごい威圧感があります。
なんでしょう…緊張します…
「………」
西園寺さんはわたしに軽く視線をやるだけで、一言も発しませんでした。
まさに見せるのが当然といった態度です。
うぅ…わたしそんなに嫌われてるのかな……
教科書を出し準備をします。
「先生、俺教科書忘れました」
西園寺さんが慌てるそぶりもなく、当たり前のように一言そうおっしゃいました。
先生はそれを聞くと顔をしかめましたが、西園寺さんの飄々とした態度に何か威圧感を感じたのか、何も言いませんでした。
「そうですか……では、誰かに見せてもらいなさい。…水無月。席をずれて見せてあげてください」
えっ……わたし…
しかも、わたしが席をずれて見せてあげるって…
西園寺さんはわたしの席の、隣の隣でした。
「は、はい…」
…仕方ありませんね。西園寺家の御曹司ですから。
わたしはただのメイドですし…
それはいいとしても、気まずいなぁ…
わたしは隣の席にずれて、机を西園寺さんの机にくっつけます。
「で、では、どうぞ」
机と机の間に教科書を置きました。
間近でみる西園寺さんは遠目でみるよりもすごい威圧感があります。
なんでしょう…緊張します…
「………」
西園寺さんはわたしに軽く視線をやるだけで、一言も発しませんでした。
まさに見せるのが当然といった態度です。
うぅ…わたしそんなに嫌われてるのかな……