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第17章 運命の悪戯

家に帰って、温かいココアとお気に入りのマカロンで

１人祝杯をあげた。

スーパーの隣にあるケーキ屋のマカロンは、

なにか自分にご褒美をあげたい時に買うことが多い。


３６歳を目前にして

念願の赤ちゃんを授かった。

嬉しいって一言じゃすまないくらい、大きな喜びに全身で浸った。

亮太が帰ってきたらなんて報告しようかな。

いろいろ台詞を考え、声に出してリハーサルしては

マカロンをほおばった。