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HOTEL・LOVE
第3章 小さな刺激

その夜

亮太が求めてきた。


土曜の夜はわりと多い。

次の日は

香澄は大抵休みだから。


だが明日の日曜は出勤になった、と

夕食の時に言ったはずなのに、お構いなしで・・


香澄のスウェットパンツとショーツを

いっぺんに下した。

次の日が仕事の時は

やりたくないって、

何度も言ってるのに・・



「でもおまえ、濡れてんじゃん。

 結構な濡れ具合だぜ・・」



恥ずかしい肉のひだをさする指を一瞬止め、

上から亮太が覗き込む。



「やだって言う時はあんま反応しないのにさ、

 今日はめずらしいじゃんか。

 やっぱおまえだってやりたいんだろ?」


「そんなことない・・」



そうは言ってみたものの、

確かに泉は洪水状態。

なんでだろう・・?


指の動きに突き動かされながら

ふと頭をよぎったのは、

晴樹の顔だった。


自分のことを

まっすぐな眼で見つめていた

晴樹の顔・・


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