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HOTEL・LOVE
第3章 小さな刺激


きっと、

原因はこれだ。


久し振りに胸をときめかせてくれた

男の存在が、

体を自然と誘発しているのだ。


指は、

いつもと変わらぬ動きで女の壺をかき回すが、

頭の中のスクリーンには

今日初めて会った男の顔が

映し出されている。


額にかかる前髪の隙間から見える

きれいな二重の眼・・

少し細いあご・・

唇は・・形がよくて・・・



「香澄・・

 今夜すげー色っぽいじゃん・・

 なんだよぉ・・

 オレもうでそうだ・・」



耳に届いたのは亮太の声だって、

ちゃんとわかってるのに・・

まさに今、

ひろげた両足の間から見える顔は・・

やだ・・

杉山さん・・・



「私も・・もう欲しい・・・」



香澄は・・

亮太を掴んで、あてた。

泉の奥深くに導きいれた・・

そして・・

手で口をふさがれるほどの

大きな喘ぎ声をあげた。

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