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第26章 【ピックアップ御礼】その日……。

　ブルブルブル……。


　……どうか、目が覚めませんように。

　ＩＦなんていりません。



　タイトル変更で、お願いします……。




「させるか!!　12年間眠り続けて、まだ待たせる気か!!」

「さあ、起きようね。狸寝入りの可愛いしーちゃん♡」



　絶対、目を覚まさないっ!!



「この強情。ぶたの鼻にしてもまだ寝たふりか」

「ふふふ、じゃあ優しく起こしてあげようね。寝ているのが嫌だと飛び起きるくらいに」



　――え？



　それは、



「じゃあ行くぞナツ。強攻策だ」

「OK、波瑠兄」



　魔の手が伸びる、３秒前――。





「いやあああああああ!!」





　目が覚めたら……？









【ピックアップ感謝】その日…編　Fin.








その日の夜、佐倉家の部屋の片隅。

スマホ片手に体育座りしている少年ひとり。


モモ「とうとう…今回呼ばれなかった…。いいんだ、別に。俺、裏方好きだし…。別に……いいんだ。いい匂いするシャンプー使って待機してたけど…。白雪姫あるし。だから気にしない…。お祝いの花束用意してたけど…ぐすっ」




　完