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第28章 【ファン感謝】白雪姫　③王子(モモ)

　

「では耳だけで満足ですか？」



　意地悪なサクラは、艶っぽい声で囁く。


「触れるのは、ここまでにしましょうか」

「いや……」


　あたしはサクラの手を握った。
　　

「では、どこを触られるのがお望みで？」


　甘さを滲ませた声。

　サクラの舌先があたしの首筋を蛇行する。

　ああ、もう……あたしの秘部が溶けてしまうそうだ。


「ここ……」


　サクラの手を秘部に導く。

　茂みにサクラの指先が触れた瞬間、それだけであたしの身体は痙攣する。


「ふふふ…。どれだけ触って欲しかったんですか、我が姫君」


　サクラの手が、彼の意志で動く。


「はぁぁぁぁ……」

「ここだけでよろしいんですか？　こちらの手があいておりますけれど…」


　その手は茂みを掻き分け、反対の手はあたしの胸の前で卑猥な動きをする。それだけであたしの胸は震えた。


「胸を触って……」

「かしこまりました」


　しかし、本当にただ触れるだけで。


「どうしました？　あなたが望んだんですよ、"触って"と」

「そうじゃなく、さっきみたいにもみもみしてぇぇぇ……」

「……ん…ふふふ、可愛い姫だ」


　あたしの肩に熱いものが宛がわれ、ちゅうううと吸い立てられたと同時に、サクラの手が動き……あたしのドレスは完全に下に落ちる。
　
　露わになる乳房に円を描くように撫でていたサクラの手が、次第に力強く揉み込み始めて。


「柔らかい……乳房だ。ここを俺以外に触れられたことは？」


　肩にカリと歯を立てられる。