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可奈さん
第4章 傘
『おこめにきろとすぼおつどりをくいつほんとれもんにこおねがいします』

……

何度説明しても件名に要件すべてを打ち込んでメールをよこすばあちゃんの希望に応えるため、素早く脳内変換を行い米とスポーツドリンク、レモンを買って団地に向かう。

ボケ防止にと教えたメールはこれでもだいぶ上達してきた。

今朝の予報よりも早く崩れそうな天気のせいで空は濃いねずみ色。
歩道橋を下りる足元にはぽつりぽつりと水玉模様が出現し、乾く間もなく重なっていく。


「あ、そういえばこの前デートした時、瀬川さんを見たよ」

「ッ…どこでっ」


葉月ちゃんと付き合い始めた木田は、やり取りするメールの内容まで嬉しそうに報告してくる。
めずらしく話に食い付いた俺に驚きつつも、くだらないのろけ話を交えて、可奈さんの勤め先はブティックであるとの情報をくれた。



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